面接は、会社の未来を担う人材を見極めるための重要なプロセスです。
選考担当者としての役割は単に候補者のスキルや経歴を確認するだけでなく、会社の文化
とのマッチングや潜在的なポテンシャルを正確に評価することにあります。
さらに、人手不足の現代では、面接のプロセスで見極めるというだけでなく、応募者の入
社意欲をさらに高めるような働きかけも必要となっています。
そこで今回は、選考担当者が面接で心がけるべきポイントについて、詳しく解説していき
ます。
選考において何より大事なことは、選考担当者と応募者の間でどれだけ相互理解ができる
のかです。
本当に自社で活躍できる人物かどうかを正確に見極めるには、応募者のスキル、価値観、
今後のビジョンなどを選考のプロセスで把握する必要があります。
面接で選考する意識が強すぎる場合、応募者の話に耳を傾けること意識がおろそかにな
り、単に質問を投げかけるだけの選考になってしまうなど、相互理解から遠ざかってしま
い、結果的にミスマッチなどを誘発することがあります。
傾聴の姿勢は、応募者との信頼関係の構築につながり、リラックスした雰囲気がつくられ
ることで、質問に対して率直な回答を引き出すことができます。
応募者自ら、個々の価値観など深い部分まで話してもらうことで、会社とのマッチング度を見極めやすくなりますので、応募者の発言に丁寧に耳を傾けることを意識して面接を行ってください。
選考担当者が人間である以上、完璧に公正な選考を行うことは不可能です。
しかし、事前に人間特有の認知バイアスなどを把握することで、意識を持ちながら選考を
行う、選考のシステムを工夫するなど、偏った選考にならないように対策することができ
ます。
ここでは、面接で選考担当者が陥りがちな代表的な認知バイアスを3 つご紹介します。
・ハロー効果:応募者の学歴、経歴、容姿など、一部の目立った特徴に引きずられ、全体
を誤って評価してしまうことがあります。
優れた点を1つ発見すると、全ての面が優れているように見えてしまうケースがありま
す。逆に、悪い点を1点でも見つけてしまうと、応募者の全体評価を低くみなしてしまう
場合もあります。
・アンカリング:事前に与えられた情報や、第一印象が、その後の判断や評価に影響を与
える認知バイアスです。
最初に提示された情報に引きずられて、無意識の思い込みが発生し、適切な判断を妨げる
ケースがあります。
例えば、候補者の書類選考の内容、面接時の第一印象など、最初の印象が良ければ、その
後の評価も高くなりがちです。
逆に、最初の印象が悪ければ、その後の評価も低くなる傾向がありますので注意しましょう。
・親近効果:人間は自分と共通点が多い人物を優秀だと高く評価してしまいがちです。
そのことを意識せずに選考を行うと、無意識のうちに自分と似たタイプの人物だけを評価し
てしまうことや、違った価値観を持つ人物の評価を必要以上に下げてしまうということが
起こり得るので、注意しましょう。
これらのバイアスの影響を取り除くためには、面接前に明確な評価基準を設定すること
や、複数人で選考するなどの工夫も効果的です。
各応募者のスキルや経験、適性を冷静に見極める姿勢を持ち、先入観に左右されずに公正
な評価を行うことを常に意識した選考を行いましょう。
人手不足の現代では、、会社と応募者の関係性は一方通行の評価だけでなく、お互いに選
び選ばれる関係性となっています。
そのため、面接のプロセスにおいても面接担当者が会社の企業文化や成⾧機会、働く環境
など、会社の強みを的確に伝え、応募者の志望動機を高めてもらう努力が必要です。
こうした選考を行うことで、内定辞退者を減らすだけでなく、透明性が高く、ミスマッチ
が少ない選考にもつながるため、意識的に取り組むことをおすすめします。
以上のように、面接は会社と応募者双方が相互理解を行う場であり、その質の向上がミス マッチの少ない効果的な選考に大きく影響します。 より良い採用を実現するために、本日ご紹介した